「お母さん、そうちゃん今日からリハビリで歩いてますよ!」 寝耳に水とはこのことか、と言わんばかりに看護師さんからのこの一言が、今日も淡々と面会に来たばかりの私に衝撃を与えた。 ペルテス病というものを患い、長男が歩くことを…
長男のその後
長男が入院して1年と8ヶ月が経った。 ペルテス病といって右脚の大腿骨頭が壊死している病気に気づいたのは彼が幼稚園の年長の終わりの時だった事を、遠い昔のことに思う。彼は身体も心も随分大きく立派に成長した。 この病気の特性上…
生活の変化
早いようなそうでないような、そんな感覚で気づけば4月が過ぎていく。 今月に入って突然、長男が入院している病院からコロナの規制緩和で毎週末の外泊の許可が下りた。 金曜日の午後、院内学校の授業が終わって長男を迎えに行き、月曜…
渦中
最近のわたしは時折キャパオーバーをしてしまってどこかバランスを崩している。 7歳の長男の入院生活はまもなく丸5ヶ月が経とうとしているが、毎日の面会、お世話も慣れを通り越して疲労がみられてきたのが事実だ。 治る病であること…
青天の霹靂
長男が歩くことを禁止されてから2ヶ月が経過した。 病気が発覚する少し前に彼の歩行に異変を感じて、成長痛?なんて軽い気持ちで整形外科に行ったのだ。 レントゲンの写真を見た瞬間に「これはペルテス病だね」、そう言われた。 初め…
人生の歩き方
最近暖かくなってきたからか、無性に外へ出たくなって 家からすぐ近くにある山を歩いている。 2月の個人的な解放を機に、フォーカスするものを仕事というカテゴライズされたものから 人生、自分という全体そのものに変えた。いや、正…
フラットに生きる
一つ前の投稿で土曜日営業を再開したと 繰り返される日々の中に新しいページを開けたかのような気分で記事を書いた、ちょうどその夜 満月でしかも美しい月食だった。 それを眺めながら帰宅した10分後に 次男がリビングで転倒してテ…