考えすぎずに自分がやると決めたことを兎にも角にも淡々と続けていくこと。そのプロセスの塊はだれかに誇示するものでは決してなく、ただただ自分への信頼と自信に変わるのだと信じて派手さもなく進んできた。自分の情熱の中にさえいれば、信念さえ見失わなければ、それはきっと私にだってできるはずだ。

2023年を振り返った時、「淡々と続ける」これが私の全ての行動の根底にあった。腹の底から湧くようなミッションであったり自分自身の在り方を前提に丁寧に物事を選択する。目の前にきたものを確実に掴み自分のものへと落とし込んでいくにはとにかくやり続けることなんだと信じて疑わなかった。一回一回のその行動の先に展開することがたとえうまくいかなかろうがそんなのは重要ではなかった。とにかくやり続ける、積み重ねる、その先の自分自身と出会いたかったのだと思う。

以下、簡単だが今年続けてきたことを書いてみる。

まずは、とにかくお店の営業を続けた、店頭に居続けた。今年は自由にできる時間を敢えて全部仕事時間にしてみた。

(図らずも)4月の誕生日からパーソナルジムで週1回の運動を始めた。知る人ぞ知る全く運動をしない私が今後もずっと通い続けると宣言できるほど続いているのは青天の霹靂な出来事。

息子の病院の面会(葉山⇄横浜)も日々続いている。回数にしたら500往復以上している計算だ。実はこれが淡々と続けることへの大きなきっかけであり、疲れや心地良さ云々を超えたところにあるプロセスの塊はわたしの中で不思議と誇りに変わり、ある時からは逆にひたすらこの継続を楽しもうという視点に変わった。

そしてつい最近のことで言うと毎週金曜日にBasaraのデザイナーとインスタライブを始めた。これもまずは内容云々よりとにかく続けることを共有し合っていて、初めからうまくいかせようとしないこと、自分たちが楽しむことさえまずはできていたらきっとそれは私たちの想像を超えるものになるんだと視線をまずは自分たちの足元に向けて丁寧に歩を進めている。

思えばインスタライブは過去に盛大に失敗したり向いてないな〜と避けていたことで、私は実店舗とこのブログに自分の本質が詰まっていてそこだけにエネルギーを費やす方がより情熱は大きくなると本気で信じて揺るがなかった。だからライブ含め他の選択肢はすっぱり絶っていたのだ。そんな自分が今柔軟に巡ってきたことにピンときて冷静にチャレンジできているのは今年の小さな継続をたくさんしてきた成果なのかもしれない。頑なに自分の可能性を広げてこなかったのは単純に自分への自信と信頼が足りなかったのだと思う。

そんなこんなでまた大きな節目がやってくる。来たる2024年、着実にそして揺るがず足元に目を向けてきたその視線をそろそろ空高くどこかふわふわした先へと動かしてもいいのかもしれない。確かな高揚感とともにようやく最近心の深いところから、普通じゃ叶わないような壮大な夢を描きたい!人生1度きりなんだからもっと可能性を広げて羽ばたいてみようよ!なんて声が聞こえるのだ。

さて、来年はどんな自分へと道ができていくだろうか。相も変わらず自己との深い対話を繰り返しながら、自分にとって大切なものを大切にしながら、柔らかく何事も楽しみながら、自分だけの人生に夢中になっていたい。

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