ピアノの和音って不思議だなと思う。

調和がとれる組み合わせは決まってる。

でもシャープやフラットが5個とかある譜面をみたときにどうやってあの調和がとれるのだと作曲をしたことないから生み出し方は謎だが、あの音の重なりに感動したことは忘れない。(今や乙女の祈りしか弾けないわたしだが)

半音が入る曲は妙に心地良い。個性と同じかな、色んな変わり者が調和したときの音、はたまた世界だろうか。

A minorをようやく世に出す時が来た。デザイナーSAKI ODAKAと何度も何度も擦り合わせして、たくさんボツにして(ごめんね)、それが形になるまで互いが絶妙な半音を見逃さない素晴らしいプロセスだった。

相変わらず私のこんな感じ~という抽象的なのを形にしてくれる天才デザイナーには敬服。

名付けはいつも最後なんだけど、A minor=イ短調というワードが、これほどしっくりきた快感は忘れられない。ショパンを聴きながら車を運転していて、葉山御用邸の交差点で赤信号で停止した瞬間だった。笑

A minorは、個体を超えたきっと世界、音、そんな境界線がどこにあるのかわからないような作品なのだ。

related post 世界の音