Basaraの拠点が葉山から秋田へ移った。

今年の初めに、プロデューサーから唐突に告げられたここからいなくなります宣言。商品も全て秋田へ、という中で私はこれからどうしていきたいのかずっと自問し続けた。

開店当初から共に走ってきたBasaraがなくなったWEL’Lを想像した時、確実にお店としての弱さを感じた。運と縁でここまでやっている節もあるがゆえそんな自分に自信をなくした日も何度もあった。だけど流れていく展開を無理やり阻止して現状維持することだけは望んでいなくて、何かが壊れたり無くなってもそれでも私は自分の信念を曲げないこと、お店として機能しなくなるんじゃないかという不安さえも一切排除して自分の心の高鳴りだけを頼りにこれからの選択をすることを心に誓った。そういう心持ちで目の前の、今、私にできることをひたすらにやり続けた。

その結果、なのか必然のプロセスなのか、日々の営業を丁寧に続けていくことと既に取り扱っているものをもっと深く表現していく中で自分一人の足で随分しっかりと立てるようになった。シンプルに自信がついたのだと思う。これまではBasaraのプロデューサーがイベントなどを積極的にやってくれていたこともあり、まとまった売り上げがあったことも書いておく。本音をいうと私一人ではそれができないやりたくない、それがゆえに弱さを感じることもあった。

しかし、やはりそこでも結局自分は何が良いのかが大切だと信じて疑わず大きく打ちでない代わりに、日々の営業をコツコツ続けていくことを自分と約束し、ただひたすらに実行した。そうすると不思議とお客様もWEL’Lのその感じが好きよと連鎖するようにいろんな方が遊びにいらしてくれた。頭の中でさえ何にも縛られない、自分らしい進め方で良いのだと確信できたような気がした。

そして昨年の暮れからHAKUJIやpcnq等ブランドが増えたことも重なり、自分が扱うものと丁寧に向き合い表現していく中で、改めて自分の信念が揺るぎないものだと気づいたというのがある。私にはつくりたい概念「心躍る高揚する感覚を日常につくること」があらゆる行為や選ぶプロダクトの根底に必ずあって。それを心の底から実現したいと強く思った時、Basaraのランジェリーでそれをこれまで本気で形作ってきたのだしやはりこれからもそれを自分の手と心でより濃く表現していきたい、そう改めて強く望んだ。それは惰性でも自信のなさから何かに寄りかかることでもなく、純粋にそのものを自分が情熱をもって選択した瞬間だった。私はBasaraのランジェリーを通して自分の信念である美しい感覚をつくりたい。

これまでも心を込めてBasaraを扱ってきたこと、Basaraを通して自分の信念をつくることを本気でやってきたことも自分の誇りだ。

Instagramの投稿に書いた「ここを信じて来てくださる方たちの人生をより豊かでより美しくしていきたいと、強く心に決めてここまできた。そしてこれからもただひたすらにそれを実行していく。」この言葉に今の私が全て詰まっている。

「ランジェリーを通して自分の生き方在り方そして意識を変革できると私は本気で思っている。自分自身の身体をそのまま愛せたとき、心は必ず満たされる。人生はもっともっと豊かになる。我慢したり締め付けたりすることなく美しいと思えること、それこそ本質であり、それを叶えてくれるのがBasaraなのである。」

状況が変わってこれらを改めて言語化できたとき、自分の中で新たなステージに入った、そんなことを実感した。

新生WEL’L、もっともっと情熱を形に、想いを世の中に、たくさんのこれまでのプロセスに感謝しながら新たなそれらをまた一つずつ正直に進めていきたい。