昨日14日、WEL’Lはおかげさまで5周年を迎えました。

2018年にオープンしてから5年間本当にたくさんのことがあったと感慨深くなりますが、目の前の心が踊ることをひたすらに形にし続ける、これを徹底し続けての今があります。

振り返ってみると、本当はわたし自身の30歳の誕生日でもあった2017年4月14日に当時レッスンを兼ねたワインのお店をオープンしたかった、だけど必然の流れだったのか全く導かれていなくてどんなに行動しても形にならなかった。やるなら成功したいという想いも人一倍強く、当時のわたしは随分考え方も口調も全て厳しくて強かったように思います。

壁にぶち当たってそれから1年間、それまで積み上げてきた自分というものが音を立てるように崩壊し、頭で考える自分を超えて心だったり魂で生きたいと思うように変容していきました。なんにもない自分を受け入れ過去の延長で生きることを手放したのはこの時からです。

瞬間瞬間の自分が持つ感覚だけを頼りに導かれるものを形にしていく、側から見ると随分ブレてる人だなと思われていたと思います。だけど自分の深い部分では1ミリもブレていなくて常に常に自分に問いかけ己の心や魂はなんと言っているか、それを丁寧に汲み取りそれのみに従って恐れを超えて行動してきた5年間。

わたしは今、物を扱うこと、そのものの本質を捉えること、言葉にすること、同じく魂で生きる人と繋がりその人の本質を知ること、自分の世界観に融合させること、豊かさをより濃く深いものにしていくこと、深い部分の満足を創り続けることを生業にしています。これらはたくさんのトライアンドエラーの末に辿り着いた自分だけの揺るがないものです。

これまでどんなに辛いことや困難があってもわたしはWEL’Lを辞めたいと思ったことは一度もありません。これは自分の人生にとって何より幸福なことであり、作り上げた土台に虚栄や嘘がなく純粋な思いだけで始めた産物なんだと思っています。何十年先自分がおばあちゃんになってもここで大切なお客様や仕事仲間の方たちと濃い時間を持ち楽しく仕事をしていたい、これはわたしの夢のひとつです。

これからもこの小さな世界を大切に大切に、丁寧に心を踊らせながら、直感と感覚を信頼して前に進みます。

いつも共感や応援とともに優しく見守ってくださるみなさま、心からの感謝を伝えさせてください。本当にありがとうございます。

これからもどうか、WEL’Lをよろしくお願いします。

WEL’L代表 岡本佳苗