2021年7月30日に私自身が購入したBasaraのchocolate print のシルクパンツ。
なぜ日にちを記憶しているかというと、個人的に銀行振込で購入したからで、その記録を見返しました。当時は上下セットで10万円のパジャマを作ったBasaraに驚いたのと一体誰が買えるんですか〜なんてツッコミを入れた自分がいたのですが、履いた時にあまりにも気持ちが良かったのと、コンプレックスの下半身が綺麗に見えるぞ?と秀逸なデザインに一目惚れ。しかし高い、、いやでもこれ普通にアウターとして日常で履けるよね?毎日履くんだったらコスパいけるんじゃないか?なんてケチクサ根性満載のわたしが許可をおろしたのが始まりです。
そしていつかこれを店頭でお客様に本当に心から勧めたいのなら、お客様と同じ定価で体感するべきだと、高いと思った自分の気持ちはきっとお客様も持つであろうことを忘れないようにと当時謎の使命感で、仕入れとしてではなくBasaraの顧客として定価で購入させてもらったのを今でも鮮明に覚えています。
計算すると今日まで1年と8ヶ月履き続けていることになります。
約5万円ほどする高価なパンツですが(2023ssから定価6万円になっております)、今日まで履き続けてそれ以上の価値がこの名品にはあるということをわたしは伝えたい。色々葛藤したがゆえに大切に、そして元をとるかのように毎日のように履き続けたからこそ見えたものがあります。
長く使えること、気分が高揚し続けること、わたしにとって絶対的に大切なこの二つを叶えてくれたこのBasaraのシルクパンツ。
先日、ずっと憧れていて、、と購入くださったお客様へのメッセージに込めた自分の言葉が、これはもっとたくさんのお客様に伝えたいとポップとして店頭にそのまま置いてみました。それで今一度なんだかこのアイテムと扱い、ひいては生き方に通ずるような壮大な想いが再燃しています。
そう、わたしはとにかく洗わないことを勧めています。
それが叶うのが静菌効果(菌を増殖させない)のあるシルク生地ですし、服は洗わなければならないという概念から解放される自由さも大好きです。
そんなわけでわたしはこのパンツを今日まで一度も洗ったことがないです。
季節問わず3日に1回は履いているのでかなりの頻回履いているにも関わらず、です。
上のポップにも書いている通り、この内側お股のところにシック布といって別布がありますのでここを気になった時にだけ手で洗うことはしています。それ以外の部分は匂いがいまだに気にならない。(匂いがする=菌が繁殖しているという概念でいます)
もちろん現実的に汚れがついたり汗染みが気になったり、、そんなことは当たり前に感じるタイプですが、だからこそ柄物を選びました。過剰な神経質にもなりたくない。小さな子供もいるし、うっかりコーヒーをこぼすこともある。でもどんな自分や日々であっても気分の上がる良いものを纏っていたい。この葛藤を叶えてくれるのがこの選び方の真髄なんですよね。
難しく考えずに使っていただきたいです。季節、TPO問わず。リラックスと上品が両立するのも推せる点です。
弊店ではいろんなシルクアイテムを取り扱っていますが、まず最初にお勧めしたいのは洗うことが必要ないこのシルクパンツとブラジャー(これは以前書きました)。本当に扱いがシンプルで簡単ですし、シルクが持つ機能と美しさを存分に味わっていただけます。
改めて、そのものに対して抱く「高い」という感覚は自分には勿体無いと思っていることだと出会った当時を振り返って気づきました。結局本当に自分を満たすものであるものは価格を超えた価値があるということ。もちろん価格の高低が基準ではないのですが、価値とは自分の捉え方、ものとの向き合い方で如何様にも変わっていくものなのだと思います。
もっともっとシンプルに理想の人生が詰まったアイテムを選んで日々をともにしていきたい。
これ一枚で本当に満たされます。人生が変わります。たくさん、は必要ないのです。