Basaraの柄は、時と共に色褪せるどころか、経年とともに唯一無二の自分だけのとっておきの宝物になる。

それは”過去”ではなく、”今この瞬間”であるような、ひとつひとつが永遠に生き続ける美しい作品なのだ。

大量生産ではないからこそ、出会ってしまったお気に入りの柄はその場で手に入れて欲しいと、接客中にもつい口にしてしまう。

その瞬間の感覚は少し先の未来に、より輝きと深みを増すのだから。

“物”というのは一過性であったりすることもあるけれど、そこに経験や想いが積み重なっていくことだったり、大切に扱った使用感と呼ぶにはなんだか軽すぎる経年変化によって自分だけの価値が増すということを忘れない。

一生ものと一過性の違いはいつだってインスピレーションの中で自分が選んで手にした感覚と、素敵なそれを永く感じ続けられる扱いすなわちプロセスで大きく分かれていく。

ものを手にした時の胸の高鳴りを感じるのだ。それを頼りに厳選するのだ。

本当に好きなものだけを毎日身に纏ったり扱う勇気も忘れない。ときめかない過去の概念は潔く置いていく。自分で勝手に自分を縛り付けたそれそのものを疑う。

いつかダメになることを恐れない。少ない量で頻度が高い分丁寧に丁寧に扱うこと。

そうすることでどんどん自分色になっていく。他でもない自分が持つからこそ、そのものがさらに輝いてみえるのだ。

使い込むことで新たな美しさが生まれることを感じ、楽しむ。

周りの尺度なんて関係ない。自分だけの豊かな世界を生き方を堪能するのだ。