今日でわたしの隔離は終わる。
思えば、コロナにかかってから隔離が始まって少しホッとした自分がいたのを覚えている。
社会と繋がっている状態を持つのが普通で、わたしはそれを永遠に望んでいるんだと思っていたけど
あっさりその線が切れたような気がした時、すごく自分自身が守られているような感覚になった。
何者でもないと思いながらも、自分のお店の主である役割、(社会的な意味での)母親である役割、この二つは事実として今のわたしのほとんどを占めている。
時間や誰か他の人に追われたくない、気づけばそんな本音がどこかで育ってしまっていたのかもしれない。
繋がることは素晴らしいことだけど、定期的にその線を自分から離してあげる行為はわたしにとってすごく大切だ。
会社員時代、休みが3日以上あれば旅に出る癖があった。
それは自分の現状から逃れたいのと、社会からどうしても逸脱したかったのだ。
昨日の失敗や辛かったことを消すのに、旅は強制終了のようにわたしに魔法をかけた。
FBの過去の投稿を見て色々思い出した。あの時のわたしは現実逃避をしながらもとにかく動くことで生きることをとにかく進めていたのだと思う。
立ち止まることが本当に怖かったから。
大学生の時に一人海外旅にハマった。
あの時の旅は自分の枠を超えるための真っ向勝負の挑戦だったけど
社会人になってからのそれは間違いなく社会からの逸脱であり、何者でもない自分との対話のためだった。わたしはいつも前向きに逃げていた。
それを今回の隔離と照らし合わせた時少し似たような感覚になったという
行為は全く違えど、欲しいもの、バランスの取り方
全体の自分の調整という点ですごく大切な時間だったんだと気づいた。
どんな進み方でも良い。
自分の心を何よりも大切にしながら、繋がること繋がらないことを楽しみながら
こうやってまたわたしは元の生活に戻っても
より自分らしい歩の進め方をしていきたい。