肩のこわばりを取るように、胸を開いて伸びをして
なんでもいいや〜と呟いて
ふわっと軽くなったとき、自分の中のやってはだめリストのようなものがごそっと減った。
それは“こだわり”という美しい名の制限でしかなかったと気づいた瞬間だった。

例えばここに書くことも、見せる部分と見せない部分とか内容が薄いことはいらないとか、そんなことを無意識にも頭で思い描いていたりして
そういうルールがなくなったら自分らしさ、色みたいなものが失われると思っていたんだ。
でも、そういうのやめた。
やらない理由、書かない理由みたいなの、もういらないね。
好きに書いたって、結局それは不思議と自分っぽくなるんだから。
そしてなんだかんだ、制限を持たなかったとしても突拍子もないことはきっとしないわけで
じゃあ何が変わるかって、それは自分の向き合う姿勢とか放出するエネルギーの総量なんじゃないかなと感じてる。
自由さが増すと、途端に楽しくなる。
こだわりを持って進めるならそれを選択する。
それが足枷になって進めないときは、いつだってそれを捨てていい。
自分の小さな感覚の変化を瞬間瞬間で見極めて受け入れていく。
もっと人生謳歌しようって思ったんだ。
自分の世界を制限なく味わい尽くしたいって思ったんだ。