珍しく出会ってしまった一生ものにするのだと思えた一目惚れショートブーツ。

その日着ていたシルクテーパードパンツに合わせて履いた美しさが完璧だったのも運命だと思えて、迷うことなく自分のものにした。

たまたま入ったセレクトショップで履いた瞬間にサイズもピッタリでシンデレラになった気分で心に素敵な雷が落ちた。シンプルに惚れた。この自分の中にある貴重な感覚をもったときは言い訳せずに連れて帰ると決めている。

買いますと言った後に聞いたブランド名、PIERRE HARDY(ピエールアルディ)のものだ。

履く前に今後お修理しやすいように、いつもお世話になっている靴修理屋さんに持ち込んで靴底に革を張ってもらった。この手間暇がなんともまた最高に愛せるのだ。

まだ見ぬ未来の話だが、夏も絶対に革磨きをする。心を満たしてくれる磨くという時間の最愛な仲間が増えた気がして、履く高揚感を超えてそちらがシンプルに嬉しい。(革靴部門の精鋭が遂に現れてくれた)

大切に大切に育てること、モノとともに歴史を刻むのだ。

靴だけに、もっと地に足つけて意識高く仕事もがんばる。そんな想いもこのブーツに込めて、ともに成長していく。