酷暑の中、都内は表参道へ。

HAKUJIデザイナーアンさんと彼女の作品について話す時間は極上だ。

糸の話から始まる彼女のものづくりのストーリーには愛があり情熱がある。そして決して私たちが垣間見ることができない努力と苦労も。(それを彼女は試行錯誤と表現する)

静謐でありながらも強い芯を持った彼女のクリエイションに強く惹かれてしまうし、ものが溢れるというこの世の中の謎の現象は、本来心の底から作りたいと居ても立っても居られない人だけが作っていれば起き得ないことなのだと私は信じている。だから彼女の作品を私は売りたいし、お客様にも信じて選んで欲しいと本気で思っている。

「つくりたいからつくる」

目的と手段が一致したそのシンプルさに本物を感じてしまうし、魂が宿っているものというのはきっとそういうものなのだ。

私ももう一度自分に立ち返り、丁寧に自分の魂に問う。

「己が腹の底からやりたいことはなんなのか」

だから私は今日もそれをやっている。