セールサイトを見ていた。
情報も、言葉も、服も
あらゆるものが溢れている。
溢れすぎた世界では
ひとつひとつの価値は簡単に薄れていく。
簡単に手に入るもの。
簡単に値下げされるもの。
それに飛びつく前に、はたと立ち止まる。
最初に差し出されていた価値は
一体なんだったのか。
価値は変わったのか。
それとも、見ている側が変わったのか。
世間に受け入れられないものは、価値がないのか。
本当にそうなのだろうか。
私は誰が何を生み出して
どんな背景があるのか
そこが知りたいし味わいたい。
裏側にある容易く見えないものを丁寧に知ったとき
ただのモノは、たったひとつの存在になる。
自分と出会ったことで
きっとその価値は、他の誰とも違うものになる。
そういう世界を、信じていたい。
溢れるのではなく、適量であること。
自分が何を欲していて
何を欲していないのかを知ること。
便利さ安さ気軽さではなく
自分の意思で選び取ること。
その積み重ねの先に
本当に届けられるべきものが
ちゃんと届く世界がある気がする。
そのために、私は選び、繋いでいく。
